台北で美味しい炒飯からの国立故宮博物院&士林夜市台北の「美」と「食」を極める

夫婦たび初の台湾旅行4日目。

前日の十分&九分観光につづき、この日は台北観光の真髄に触れる、まさに「王道」の一日を過ごしました。

まずは路地裏の名店『朱遊記小吃店』で、職人技が光る黄金チャーハンをお腹いっぱい詰め込み、戦支度は完了。

その勢いで歴史の重みに圧倒される『国立故宮博物院』。

『故宮博物院』の広大な展示室を巡り、台湾の重要古物(国宝に続く第2ランク古物)の精巧さに目を奪われる知的な時間を過ごしました。

そして、一日の締めくくりはやっぱり食欲!

夜のまばゆい光と湯気に包まれた『士林夜市』で屋台の香りに包まれながら、台湾の夜を遊び尽くしました。

静と動、そして美食。台北の魅力を凝縮したような、4日目の旅模様をお届けします。

【台北・最強の隠れ家チャーハン】朱遊記小吃店 実食レポート

4日目のスタートとなる昼食は、地元民にも人気だという炒飯のお店へ。

ガイドブックの常連店も良いですが、本当に美味しい「地元のパラパラチャーハン」を求めるなら、ここ「朱遊記小吃店」は外せないとのことで、営業時間に合わせて行ってみました。

1. アクセスとルート

お店はMRT「民権西路駅」からすぐの、非常に便利な場所にあります。

  • 最寄り駅: MRT淡水信義線・中和新蘆線「民権西路駅」1番出口より徒歩約2分。
  • ルート: 1番出口を出て大通り(民権西路)を左に進み、一本裏手の「撫順街」に入ります。静かな路地裏にありますが、赤い看板と厨房から漂う香ばしい香りが目印です。
  • 博物院への移動: 食後は再び民権西路駅からMRTで「士林駅」へ向かい、そこからバスで約15分ほどで国立故宮博物院に到着します。観光ルートとしても無駄がありません。

2. お店の詳細情報

  • 住所: 台北市中山区撫順街39号
  • 営業時間: 11:00~14:30 / 17:00~20:00(ランチとディナーの二部制)
  • 定休日: 土曜日(訪れる際はご注意ください!)
  • 注文方法: 台湾おなじみの「記入式オーダーシート」。写真付きのメニューが壁に貼られていることもあるので、言葉がわからなくても指差しで安心して注文できます。

3. 評判とおすすめメニュー

地元の人々がひっきりなしに訪れるその理由は、圧倒的な「炒(チャオ)」の技術にあります。

  • 炸排骨炒飯(パイコーチャーハン): 一番の人気メニュー。カリッと揚げられた大きな豚あばら肉(排骨)が、パラパラのチャーハンの上にドーンと乗っています。90kgの私でも大満足のボリューム。お肉のスパイスとチャーハンの素朴な塩味が絶妙にマッチします。
  • 鮮蝦仁炒飯(エビチャーハン): 奥さまにもおすすめ。プリプリのエビがゴロゴロ入っており、お米一粒一粒が卵をまとって黄金色に輝いています。
  • 蛤蜊湯(ハマグリスープ): チャーハンのお供に欠かせないのがこれ。ハマグリの出汁がしっかり効いた優しいスープが、炒め物の脂をスッキリと流してくれます。

朱遊記小吃店、イザ実食!

MRT淡水信義線・中和新蘆線「民権西路駅」1番出口より徒歩約2分。
GoogleMapを観ながら出口でキョロキョロしていると、らしきお店がスグ見えます。
到着したのはほぼほぼ12時のランチタイム。
ですが、「営業してるの?」というくらい静かだったので近くまで寄ってみるとバッチリ営業していました。
中に入るとテーブル席満席状態。
人気のお店みたいです。
4人がけテーブル席が5つほど、あとは入り口にカウンター席が数席あります。
お水やスプーンなどは自分で準備する台湾スタイル。
オーダーはお店のQRコードを読み取ってのスマホ注文。
4品でNT$250(1,225円)
雙蛋炒飯(90元)
名物のチャーハンは、お米一粒一粒が卵と油をまとって黄金色に輝いています。
また、普通の炒飯ではなく「ダブル卵(雙蛋)」なのがポイントです。
1人前なのにこの「しっかりとした米の量」が嬉しい。
一口食べると、香ばしい醤油とネギの香りが鼻を抜け、噛むたびに旨みが広がります。
絶妙な塩加減で 濃すぎず、でも物足りなさを一切感じさせない絶妙な味付け。
奥さまと「家庭では出せない火力と味だね」と頷き合いながら、レンゲが止まりません。
炸排骨(60元)
炒排骨(チャオパイグー/骨付き豚肉の炒め物)
醤油ベースの甘辛いタレに、ニンニクのパンチがガツンと効いていて、噛むたびに豚肉の脂とスパイスの香りが口いっぱいに広がります。
燙青菜(50元)
空心菜を使った鮮やかな一皿。
シャキシャキの食感が完璧に残っています。
上にかかったニンニクと特製タレの香りが食欲をブーストさせ、「野菜を食べている」という免罪符(笑)以上の満足感を与えてくれました。
蛤蜊湯(50元)
メッチャ優しいスープ。
たっぷりのハマグリから出た白濁したお出汁が絶品。
生姜とネギが効いていて、炒め物の脂をスッキリとリセットしてくれ、この滋味深さはお腹の隅々まで染み渡りました。

管理人(私)の総評

店内はこじんまりとしていますが、清掃が行き届いており、店員さんの手際の良さも見ていて気持ちが良いです。
高級店のチャーハンも美味しいですが、朱遊記のような「職人の火力が生み出す、気取らない最高の一皿」こそが、1日の始まりにふさわしい旅の活力を与えてくれるお店です。

アッサリ味のパラパラ炒飯はやっぱウマし!

奥さま


夫婦たび案内人

2人でちょうどよい量だし、美味しかったからまた食べたいランチにちょうどよいお店です。

国立故宮博物院で至宝との対峙

お腹を満たした後は、ルーヴル美術館(フランス・パリ)、大英博物館(イギリス・ロンドン)、メトロポリタン美術館(アメリカ・ニューヨーク)とともに世界四大博物館の一つ「国立故宮博物院」へ。

教科書やテレビで何度も見たあの「肉形石(豚の角煮)」や「翠玉白菜」を観たくって行ったのですが、その巨大な建物の前に立った瞬間、まず圧倒されたのはそのスケール感。

朱色の柱と緑の瓦、そして背後に控える山の緑が織りなす威風堂々とした姿は、まさに「歴史の殿堂」そのものでした。

■国立故宮博物院(Guo li gu gong bo wu yuan) 基本情報

ここは、中国歴代王朝の皇帝たちが収集した、約70万点に及ぶ膨大なコレクションを収蔵する、世界最高峰の中国美術工芸の博物館です。

  • 住所: 台北市士林区至善路二段221号
  • 開館時間: 9:00~17:00(月曜休館 ※祝日や特別展などの例外あり)
  • 入館料: 一般 350元(※2026年現在の目安。パスポートの提示を求められる場合があるため持参が安心です)
  • アクセス: * MRT淡水信義線「士林駅」で下車し、1番出口付近のバス停から「紅30」や「304」「255」などのバスで約15分。
    • 台北市内からタクシーでも250〜300元程度とリーズナブルなので、体を温存したい場合はタクシー利用も賢い選択です。

■ 展示室とフロア構成

博物院のメインホールは、地下1階から地上3階までの全4フロアで構成されています。

  • 1階: 慈悲と知恵(仏像)、清代の家具、オリエンテーション。
  • 2階: 陶磁器、絵画、書、そして有名な「青磁」。
  • 3階: 青銅器、玉器(翡翠)。「翠玉白菜」や「肉形石」など、皆が目指すスター選手たちはこの3階に鎮座していることが多いです。
  • 地下1階: ミュージアムショップやカフェ、特別展示エリア。

各フロアには迷路のように展示室(全20室以上)が並び、173cmの視線で一つひとつを覗き込むだけでも、体力の消耗は相当なものでした。

■ 収蔵品数と展示のサイクル

  • 収蔵総数:約69万8,000点以上 もはや想像もつかない数字ですが、中国歴代王朝の皇帝たちが数千年にわたって集めたコレクションがここに集結しています。
  • 展示数:一度に見られるのは約3,000〜5,000点 全体のわずか1%未満しか展示されていない計算です。それでも、その一点一点が歴史を動かしたレベルの代物ばかり。
  • 全品鑑賞にかかる時間は? 「3ヶ月に1回展示を入れ替えても、すべてを見るには100年かかる」と言われるほど。私たちが見たものは、長い歴史のほんの一滴に過ぎないと思うと、そのスケールの大きさに改めて気が遠くなります。

展示エリアは非常に広大で、全館をじっくり見ようとすれば丸一日はかかります。

私たち夫婦は、朱遊記でのチャーハンパワーを味方に、有名な「翠玉白菜」や「肉形石(豚の角煮)」などの至宝を中心に、歴史の息吹を感じる名品を巡りました。

館内は空調がしっかり効いているので快適ですが、歩行距離は相当なものになります。

なので、履き慣れた靴で挑むのが、この博物院を120%楽しむための鉄則です。

さすが世界世界四大博物館の一つ「国立故宮博物院」。
想像していた博物館のイメージよりもめちゃくちゃ大きいです。
肉形石(にくけいせき)
天然の瑪瑙(メノウ)を彫り、色を染めて「豚の角煮」にそっくりに仕上げた傑作。
皮の質感を出すための細かな穴まで再現されてます。
清代(18〜19世紀)のもので、歴史的には比較的新しい。
芸術性や人気は「国宝級」ですが、歴史的資料としての価値よりも「超絶技巧の工芸品」としての価値が非常に高いので重要古物(第2ランク)なのだそう

夫婦たび案内人

ちなみに、もう一つ有名な翠玉白菜(すいぎょくはくさい)ですが、この日は別の博物館に貸し出し展示されていて、実物を見ることはできませんでした。
象牙透彫雲龍文套球(ぞうげとうぼりうんりゅうもんとうきゅう)
一本の象牙を彫り進め、中に何層もの独立した球体を作った驚異の工芸品。
層ごとに自由に回転するというから驚きです。親子三代で100年かけて彫ったと言われる逸品です。
宗周鐘(そうしゅうしょう)
西周時代の巨大な青銅の鐘。
表面に並ぶ突起(乳)が特徴的で、力強い造形美を放っています。
当時の儀式の際、どのような荘厳な音が響いていたのか……遥か古代へ思いを馳せます。
なんという緻密な技術!
中国文化の歴史にふれることができる展示品ばかりです。

広大な館内には、数千年にわたる中国の至宝が所狭しと並んでいます。

一つひとつの展示品が放つオーラに圧倒され、時間を忘れて見入ってしまいました。

ですが、かなりの広さがあり、歩くだけでも一苦労、前日の九分での登り階段の疲れもあって、90kgの体には少々ハードでしたが、それ以上に「本物」に触れる感動はありました。

士林夜市の熱気と「美食の嵐」

故宮博物院で数千年の歴史に触れ、知的好奇心を満たした後は、いよいよ本日のクライマックス。

台北最大の胃袋、「士林夜市(シーリン・イエシー)」へと乗り込みました!

MRT「剣潭駅」を降りた瞬間から、街全体が熱を帯びているのがわかります。

故宮での静寂が嘘のような、圧倒的なエネルギーに満ちた場所です。

士林夜市の詳細データ

  • アクセス: MRT淡水信義線「剣潭駅」1番出口から徒歩約5分。(※「士林駅」よりも「剣潭駅」の方が近いので、体力を温存したい方は剣潭駅がオススメ!)
  • 営業時間: 16:00頃〜24:00頃(お店によりますが、19時〜21時が熱気のピークです)
  • 構造: 地上の路面店だけでなく、地下に「士林夜市地下美食区」という巨大なフードコートが新設され、雨の日でもゆっくり座って食べられます。
士林夜市入り口。
この地下に新設された「士林夜市地下美食区」があります。
きれいなトイレはこちらの地上と地下どちらにもありました。
士林夜市は食べ物店ばかりではなくお土産やレジャーのお店もたくさん。
お祭りの屋台というか、人がたくさんいて活気があります。

士林夜市で食べ歩き、イザ実食!!

特製の甘辛いオレンジ色のソースがたっぷりかかっていて、夫婦で最初に食べるのにはちょうど良い食べ応えです。
ビールにも合う~♬
「阿輝面線(アーフイ・ミェンシェン)」
士林夜市の中心部、慈諴宮(廟)のすぐ目の前にある、行列が絶えない超有名店。
屋台でありながら、価格以上の満足感が得られるお店としてミシュラン・ビブグルマンに掲載されています。
「麺線(ミェンシェン)」を一言で言えば、「カツオ出汁がガツンと効いた、トロトロの台湾風にゅうめん」です。
こちらのお店は小サイズなら40元(約200円前後)からという安さ。
この価格で世界レベルの味が楽しめるのが、台北のB級グルメの奥深さです。
大行列ができていた正宗士林創始店の大腸包小腸(ダーチャンバオシャオチャン)。
こちらも士林夜市の中でも特に長い歴史を持つ「元祖(正宗)」を掲げる超人気店でミシュラン・ビブグルマンに掲載されたこともあるそう。
とても大きなソーセージみたいなのが焼かれて良い匂い
モチ米でソーセージをはさんでホットドック風にするというなんともワイルドな食べ物。
ソーセージはかなり甘めで、お肉の脂の旨みと、スパイス(五香粉など)の香りが混ざり合った、濃厚なサラミに近いような味わい。
もち米は炭火でじっくり焼かれているので、外側は少しパリッ、中はモチモチ。

こちらも並んでいた胡椒餅のお店。
サイズ的にはオニギリくらいの大きさ。
食べ歩きしやすいよう紙袋にいれてくれます。
皮の表面はフランスパンのようにバリッバリで香ばしく、裏側は少ししっとりした絶妙な食感。
中の餡はこれでもか!というほど黒胡椒が効いています。
豚肉はひき肉というより「ゴロッとしたブロック肉」に近い食感で、噛むと中から熱々の肉汁が溢れ出します。

士林夜市の代名詞、豪大大鶏排(巨大フライドチキン)。
顔よりも大きい巨大な鶏唐揚げでサクサクの衣にスパイシーな粉がかかっています。

食べたい物を買ってイスのあることろを見つけて外で食べるのってなんか楽しい♬

奥さま


夫婦たび案内人

金曜の夜だからかお祭りのように人が多かったのは驚きでした!

とにかく広くて人が多い士林夜市。

楽しむコツは「気になるものを見つけたら迷わず買う」こと。

後で戻ろうと思っても、迷路のような路地で見失うことも多いからです。

また、ゴミ袋を片手に持ち歩くか、ウェットティッシュを常備しておくのが「夜市上級者」の嗜みで、手が汚れるのを気にせず、豪快に肉にかぶりつくのが一番の調味料です!

台湾夫婦たび4日目まとめ

出掛けに美味しいパラパラ炒飯で腹ごしらえをし、故宮で「肉形石(角煮)」など中華の歴史を愛で、士林夜市で牡蠣オムレツや麺線、台湾ホットドック、胡椒餅、炒排骨を喰らう。

この完璧な流れこそ、大人の台北観光の醍醐味ではないでしょうか。

お腹も心もこれ以上ないほどパンパンになり、台北4日目、最高の締めくくりとなりました。


 

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