ついにやってきた、台湾夫婦たび最終日の滞在8日目。
明日9日目は桃園国際空港に行って新千歳空港まで帰るだけなので、泣いても笑っても、今日が台北で過ごす最後の丸一日。
この日は台北の深層に触れる歴史散策と、悔いを残さないための「美食総仕上げ」へと繰り出しました。
朝一番に向かったのは、士林夜市の喧騒が嘘のように静まり返った『士林慈誠宮』。
そして午後は、精緻な彫刻に圧倒される『大龍峒保安宮』へ。
台北の信仰の厚さに触れ、心穏やかな時間を過ごしました。
もちろん、胃袋の方も休ませてはいられません。
ブランチでは『天東86』でガツンとくる牛肉麺を頬張り、3時のおやつに『ZHUANG』で太陽の恵み・マンゴーかき氷を堪能。
そして旅のフィナーレを飾るディナーには、『亨鴨』の艶やかな北京ダックが待っていました。
祈り、食べ、歩き尽くした。 台北の魅力をこれでもかと詰め込んだ、贅沢すぎる最終日の夫婦たびをお届けします。
じゃらんスペシャルウィークがスタート!

【士林慈誠宮】夜市の喧騒に佇む、美しき守護神。台北散策の穴場スポット
士林といえば「夜市」のイメージが強いですが、その中心部で街の変遷を見守り続けてきたのがこの慈誠宮です。
清朝時代に建てられたこの廟は、海の女神「媽祖(まそ)」を祀っており、地元の人々の心の拠り所となっています。
1. 職人技が光る、精緻な建築美


慈誠宮の最大の見どころは、屋根や柱に施された豪華絢爛な装飾です。
- 龍柱と彫刻: 建物全体がまるで美術館のよう。173cmの視線で細部まで眺めると、石彫や木彫の繊細な技術に時間を忘れて見入ってしまいます。
- 歴史の重み: 何度かの修復を経て今の姿がありますが、古き良き台湾の伝統建築の粋が集められています。
2. 幻想的な「赤い提灯」の海
境内に一歩入ると、天井を埋め尽くす無数の赤い提灯が目に飛び込んできます。
- フォトジェニックな空間: 昼間は太陽の光に透け無数に輝く提灯。まるで異世界に迷い込んだような不思議な感覚になります。
【天東86】士林で見つけた最後の日を飾るにふさわしい至高の牛肉麺
士林慈誠宮からほど近い場所にある「天東86」。
モダンで清潔感のある外観ながら、その味は「30年来のこだわり」が詰まった本格派です。
1. 期待が高まる「モダンな店構え」
カフェのようなお洒落な雰囲気で、女性一人でも入りやすい清潔感があります。
しかし、入り口の幕に書かれた「三十年功力、就為一碗好麺(30年の研鑽は、ただ一杯の良き麺のため)」という言葉が、この店の並々ならぬ自信を物語っています。
2. 人気の秘密:五感を刺激するスープと麺
天東86がなぜこれほど支持されるのか、その理由は徹底したクオリティにあります。
- 重厚なスープ: 牛骨の旨味が凝縮されたスープは、コクがあるのに後味はスッキリ。
- カスタマイズ性: 麺の太さを選べるほか、セルフコーナーにある「激辛辣油」や「高菜」で自分好みの味に育て上げるのが通の楽しみ方です。

明るくモダンな店内の空気感がいい感じです。
老舗の牛肉麺店は往々にしてローカル感が強すぎる(それが良さでもありますが)ことが多い中、天東86は「圧倒的に綺麗でモダン」です。

とりあえずスタンダードな牛肉麺をオーダー。

これが天東86の「中毒性」を生み出しています。
台北の食通たちは、半分ほど食べたところで、この甘酸っぱい高菜をたっぷり投入し、辣油でパンチを加えるそう。

肉の繊維の柔らかさ、染み出した出汁の香りが漂ってきそうです。
お味は牛骨を長時間煮込んだ動物性の旨味に加え、八角や花椒、シナモンなどの漢方が主張しすぎず、それでいて深みを与える隠し味として効いている感じ。
夫婦たび案内人
【大龍峒保安宮】ユネスコも認めた芸術。台北最古の聖域で触れる「神の息吹」
台北の喧騒から少し離れた大龍峒。
1805年から1831年にかけて、四半世紀以上の歳月をかけて建立された歴史ある寺院で、医学の神様である「保生大帝」を祀っています。
特に正殿にそびえ立つ1804年作の一対の龍柱は、その精緻な彫刻から芸術的価値が非常に高く、訪れる人々を圧倒する保安宮の象徴となっています。
そこには、約200年前の職人たちが命を吹き込んだ、言葉を失うほど美しい聖域が広がっています。






【撞記:ZHUANG】完熟マンゴーが山を成すマンゴーかき氷

台北でマンゴーかき氷を求める旅人が必ずぶつかる「行列」の壁。
その解決策であり、かつ期待を上回る満足度を叩き出してくれるのが、この「撞記」です。
1. 「マンゴーを切る音」から始まる、鮮度の儀式
口コミで圧倒的に支持されているのが、その「切りたて」へのこだわりです。
- オーダー後のライブ感: 注文が入ってから、店先で豪快にマンゴーをカット。お写真でも確認できるあの角の立った果肉は、鮮度の証です。
- 二種類の食感: 時期によっては、黄色とオレンジの二種類のマンゴーをミックスしてくれることも。甘みと酸味、そして食感のコントラストが楽しめるのは、フルーツ店が営むこの店ならではの贅沢です。
2. リアルな声:氷は「降り積もったばかりの新雪」
- 濃厚なミルク味: 雪花冰そのものがしっかりと甘いミルク味。「氷だけ食べても旨い」という声が多いのも納得のクオリティです。
- 独特の食感: 有名店が「層を重ねるミルフィーユ状」なら、ここは「ふんわりと降り積もった粉雪状」。口に含んだ瞬間にミルクの香りが広がり、マンゴーの濃厚な果汁と混ざり合う瞬間は、まさに至福です。
3. 人気の裏付け:圧倒的なコスパとスピード
- 「冰讃よりこっち派」の台頭: 「安い、早い、マンゴーが多い」の三拍子が揃っており、近年では賢い旅人の間で冰讃を凌ぐ評価を得ることも珍しくありません。
- チョコスプレーの遊び心: オプションでトッピングされるカラフルなチョコスプレーも人気だそう。


「切りたて」だからこその瑞々しさが、お写真からも溢れ出しています。
器のまわりにギッシリとマンゴーが詰まっていて、まさに「マンゴーでお腹がいっぱいになる」という贅沢な体験。
仕上げの練乳が、かき氷のお味を一層魅力的にしています。
【享鴨 XIANG YA】台湾旅のフィナーレ!五感で味わう「進化系北京ダック」の宴
台湾夫婦たび最終日の夜。
寂しさを吹き飛ばすような華やかな食卓を求めて向かったのは、台湾の人気外食グループ「王品」が手掛ける北京ダック専門店『享鴨』です。
ここは、伝統的な北京ダックをスタイリッシュに、そして少人数でも気軽に楽しめることで爆発的な人気を誇る一軒です。

享鴨のメニュー










皮のパリパリ感と肉のジューシーさが共存する至福の一皿です。
享鴨のディナーは、まさにエンターテインメント。
熟練のシェフが丸ごと一羽のダックをテーブルサイドまで運び、目の前で鮮やかに捌いてくれます。
2. 人気の理由:皮、肉、そして「遊び心」
ここの北京ダックが支持されるのは、その食べ方のバリエーションにあります。
究極のひと口「皮×グラニュー糖」: 最初に供されるのは、最も脂が乗った首周りの皮。これをグラニュー糖につけていただくのが享鴨スタイル。口の中で脂がスッと溶け、砂糖のシャリシャリ感と混ざり合う瞬間は、まさに未体験の衝撃です。
多彩な薬味と包み餅: 定番の甘味噌だけでなく、ズッキーニや特製の発酵唐辛子など、現代的な薬味と一緒に薄餅(パオピン)で包みます。
3. 2人から楽しめる「カジュアル・ラグジュアリー」
通常、北京ダックは大人数でないと注文しづらいものですが、享鴨は「半羽」からのセットメニューが充実しています。
洗練されたブルーを基調としたインテリアの中で、肩肘張らずに最高級のダックを堪能できる。
この「ちょうどいい贅沢感」が、旅の締めくくりにぴったりなのです。








安定の美味しさです。
亨鴨台北さんは北京ダック以外のメニューも充実していて、コースでしっかり楽しめました。

やっぱ海外で食べる北京ダックは豪華でありながらリーズナブルなのです。
【8日目まとめ】台北の伝統と美食を遊び尽くした、完璧なフィナーレ
士林慈誠宮の静寂に始まり、享鴨の華やかな北京ダックで幕を閉じた滞在8日目。
振り返れば、朝から晩まで台北の「伝統」と「現在」を交互に味わい尽くす、まさに旅のハイライトのような1日でした。
歴史ある廟の彫刻に見惚れ、切りたてのマンゴーに舌鼓を打ち、そして最後は夫婦で最高のディナーに舌鼓を打つ。
これほどまでに贅沢で、心から「やりきった!」と思える最終日を過ごせたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
8日間という時間は、長いようであっという間でした。
けれど、今日この1日で感じた熱気、香り、そして美味しさの記憶は、きっと明日からの日常を支えるエネルギーになってくれるはずです。
奥さま
夫婦たび案内人
