私たち夫婦がわざわざ北海道知床までドライブし、KIKI知床ナチュラルリゾートでオールインクルーシブプランをお得に宿泊した1番のお目当ては、駅弁界で超有名な厚岸氏家待合所の『かきめし弁当』を買うこと。
厚岸のカキは今や北海道ブランド品として定着しつつありますが、その前から有名になっていたのが『かきめし弁当』なのです。
でも、一度も食べたことがない。
その理由は、厚岸が遠すぎてなかなか行けないから。
なので、今回はKIKI知床ナチュラルリゾートに一泊し、その帰りに厚岸を経由してかきめし弁当を購入することにしました。
厚岸駅氏家待合所のかきめし弁当とは?
北海道東部にある釧路市から根室方面に向かうJR根室本線の普通列車に乗って、約1時間でたどり着くのが厚岸駅。
そして、厚岸駅のすぐ前に位置する『氏家待合所』は、駅弁「かきめし弁当」で有名な老舗です。
このお店は、1917年(大正6年)に根室本線の厚岸駅が開業したのと同じ時期に営業を開始しました。
この「かきめし弁当」の誕生には、四代目店主の勲さんが幼少期に母親から「牡蠣は海のミルク」と教えられ、食堂のまかない料理としてよく食べていたことがきっかけとなっています。
お客様から「これを駅弁にしてほしい」とのリクエストを受け、三代目店主の康彦さんが考案したのが、この「かきめし弁当」で、それ以来、代々受け継がれ、多くの人に愛され続けています。
この駅弁には、牡蠣やアサリ、ツブ貝などの新鮮な海の幸に加え、フキやシイタケといった山の幸がたっぷり使われています。
特に、牡蠣の煮汁で炊いたご飯は、ひじきの風味が加わり、蓋を開けた瞬間に磯の香りが広がります。
濃厚で深みのある味わいは、まさに伝統の一品です。
「かきめし弁当」の人気の秘密は、素材の良さだけでなく、1時間半かけて秘伝のタレで煮込んだ牡蠣と、その煮汁で炊いたご飯の絶妙な美味しさにあります。
また、アサリには氷砂糖、ツブ貝にはザラメ、フキには黒糖と、それぞれの素材に合わせて異なる甘味料が使われており、シイタケや刻み海苔も加えて、飽きのこない味に仕上げられています。
さらに、この弁当のご飯の量は通常の駅弁の約1.5倍の300gも入っており、食べ応えも十分です。
厚岸『氏家待合所』に行ってみた
KIKI知床ナチュラルリゾートから厚岸駅氏家待合所までは距離169km、売るまで2時間47分かかります。
ということで、KIKI知床ナチュラルリゾートで朝食をいただいたのち、PM1時到着を目指してAM10時にチェックアウトしてドライブ開始です。
厚岸駅氏家待合所のかきめし弁当を食べてみた!
1時間半かけて秘伝のタレで煮込んだ厚岸名物のカキと、その煮汁で炊いたご飯は最高!
少し甘めの炊き込みご飯は、カキの旨味が染み込んでいてやや濃い味ですが、どんどんイケます。
具材のカキ、ホタテ、あさり、つぶ貝、しいたけの煮付けは、それぞれが素材の味を活かしつつしっかりと甘じょっぱく味付けされているので、ご飯との相性も抜群。
また、ご飯の量多いので、食べ応えもバッチリ。
奥さま
夫婦たび案内人
ということで、厚岸駅氏家待合所のかきめし弁当は、期待を裏切らない美味しい駅弁でした。