アメリカに行く、あるいはアメリカの空港で乗り継ぎする場合は、搭乗時に預けたスーツケースの無作為チェックが行われます。
このとき、鍵をかけたままロック状態にしておくと、運悪く無作為チェックに当たると鍵を壊されてしまうと言われているんですよね。
で、私達夫婦もスーツケースの鍵の壊されるのだけはイヤなので、なんとか阻止すべく頑張ってみました。
アメリカ行きの場合、スーツケースの鍵はどうする?
今回のメキシコ・カンクン旅行は、ユナイテット航空を利用し、アメリカ・ヒューストン空港で乗り継ぎしてメキシコ・カンクン入りでした。
ですから、出発手続きをする窓口で預けたスーツケースは、アメリカで一時入国チェックを受けることになります。
そこで困ったのが
TSAロック付きのスーツケース、アメリカ経由メキシコ旅行でも鍵をかけるべき? それともかけないのが良い?
ということ。
一般的にTSAロックはアメリカが導入した鍵のシステムですから、建前上はTSAロック付きスーツケースは鍵をかけておいても大丈夫...
のはずなんですが、どうもそうではナイようなんです。
というのも、アメリカの空港検査員がTSA鍵を必ず持っているという保証がなく、ひどい場合はTSAロックをしているとスーツケースを壊されてしまうことがあるという。
しかも、アメリカの場合、どういうわけか
- 鍵の施錠有無にかかわらず、スーツケースの中に入れてある荷物が無くなる
ことも少なからずあるというんですよね。
これらの真偽について渡航前にネット上の書き込みをチェックしましたが、どれも書いてあることはほぼ一緒で
- スーツケースの中には貴重品や奪われると困るモノは一切入れない
- スーツケースの鍵はかけない。ダイアルナンバー式の場合は解錠状態にして閉じるだけにしておく
- 心配ならTSAロック付きのバンドを巻いて、スーツケース自体は鍵をかけない。(そうすれば壊されるのはTSAロック付きバンドのみで被害は少ない)
というのが多かったです。
中には「TSAロックはかけておいたけど何も無かった」という書き込みもありましたが。
で、私達夫婦はどうしたかというと...
TSAロック付きのスーツケースだけど鍵は一切かけず、貴重品や無くなったら困るものは手持ちにする
という結論に達しました。
なので少々手荷物が多くなりましたが、我慢することに。
アメリカ・ヒューストン経由メキシコ・カンクン行きのTSAロックスーツケースは無事だった?
ということで、私達夫婦はスーツケースの鍵をかけずに航空会社に預け入れしまして、アメリカ・ヒューストン空港を経由して無事メキシコ・カンクンでスーツケースを受け取りしました。
ちなみに、アメリカ経由の場合、ヒューストン空港だけは自分で荷物を一時ピックアップせずに目的地へ自動転送してくれます。
ですが、今のところヒューストン空港以外はダメで、いちいち自分で荷物をピックアップして再度預け入れしなければなりませんから、その点ヒューストン空港は楽でした。
さて、私達夫婦の荷物がどうだったかというと...
どうやら開けられたような形跡はなく、中に『開けました~』ってお手紙も入っておらず、中身の荷物もすべて無事でした。
ですがっ!
一つだけ無くなっていたモノがあります。
それはネームタグ。
奥様のスーツケース(紫色)にムーミン一家のネームタグがついていますよね?
実は私のゴールドのスーツケースにはスナフキンのネームタグをつけていたんです、フィンランドのムーミンショップで買ったヤツが。
そのネームタグだけ無くなっているという...
まさかとは思うのですが、バンド固定式のネームタグが緩んで外れたとも思えず、しかも事前に奥様は荷物パッキング時にネームタグの取付チェックもしていたというんです。
ということは...ヤラレタ???
↓アメリカでいなくなったスナフキンのネームタグはこれ↓
メキシコ・カンクンからアメリカ・ヒューストン経由の帰り便では
カンクンからの帰り便のスーツケースは外側にも目立った損傷等はなく、自宅に帰って荷解きをしたんですが、そのときに私のスーツケースにこんなお手紙が入ってました。
どうやらコレが
『アナタのお荷物、チェックさせていただきましたよ』
というTSAからのお手紙です。
もちろん帰り便もTSAロックはせずに締めただけにしておいたので、鍵が壊されたりはしませんでしたし、けっこう荷物は入れていましたがキチンと閉まっていました。
中の荷物やチョコレートやおみやげも、すべて無事でした。
意外にもメキシコ・カンクン航空での荷物重量チェックが厳しかった
ということで、アメリカ・ヒューストン空港乗り継ぎスーツケースの荷物盗難やロック破壊は無かったです。
(スナフキンはどこかに旅に出たようですが...)
ところが、意外にもメキシコ・カンクン空港出発時の預け入れスーツケースの重量チェックが厳密でした。
私達夫婦は日本人ガイドさんが飛行機搭乗手続きまですべて手伝ってくれたから助かったのですが、ユナイテット航空の窓口係員がスーツケースの制限重量25kgに対し1gの超過も許してくれなかったんです。
ガイドさんが交渉してもダメで、横の方で何度も2つのスーツケース重量を調整すべく荷物の入れ替えを行いました。
こんなとき重量的に重たいのは「旅行で持参したガイドブック」関連。
なので、持ち帰りの必要がなくなったガイドブック関連は現地で捨てる覚悟をしておいたほうがイイかもです。
あと、ハードカバー本は重たいので、手持ちしたほうが良いでしょうね。
ちなみに、スーツケースの重量チェックは、ヨーロッパの空港も厳しかったんですよね。
ですから、海外旅行をするときは、携帯用の手荷物重量チェッカーがあったほうが良いです。
ただし、1個25kg程度にもなるスーツケースは片手で持てないので、両手で持てる重量チェッカーのほうが使いやすい。
このことを教訓に、私達夫婦は携帯用の手荷物重量チェッカーを購入して海外旅行のときは持ち歩くことにしました。
正式名称は『スーツケーススケール』とか『ラゲッジスケール』と呼ばれているようです。
なお、中に電池が入っているので、ことらも手持ち荷物にしたほうがイイですよ。