2012年7月の夫婦たびで訪れたバルセロナは、観光スポット満載でした。
中でもバルセロナを有名にしているのは、スペイン、カタルーニャ出身の建築家アントニオ・ガウディ(1852-1926)の建築物。
そんな、アントニオ・ガウディの作品群は、1984年ユネスコの世界遺産に登録されていますから、すべて必見であることは間違いありません。
そのうちの一つでもあるカサバトリョは、1877年に建設された建物をガウディが1904年から2年かけてリフォームしたものです。
ここでは、そんなカサバトリョを夫婦たびで記録してきた内容と感想をまとめています。
カサバトリョとカサミラはメチャ近!歩いて5分ほどの所にある
バルセロナ カサ・バトリョ
ガウディ建築のカサ・バトリョとカサ・ミラはどちらもバルセロナのグラシア通りに面しており、お互いに距離は4ブロックしか離れていないので、半日あればどちらも一緒に観光することができます。
見た目で周辺の建物とは全く異質
なんとなく松本零士の漫画キャプテン・ハーロックを思い出します古
曲線美が印象的なカサバトリョの外観と窓
ガウディが地中海をイメージしてデザインしたとのことで随所に海を感じさせるモチーフが散りばめられています
カサバトリョの4階屋上からグラシア通りを見たところ
カサバトリョの内部と内装
カサバトリョの内装見取り図
右側がグラシア通りになります
カサバトリョの内部は明るい木目
内装はとにかく曲線デザイン
入り口ドアの上ガラスがなんとも自由なデザインで
カサバトリョの大広間入り口も曲線美
まっすぐな線はどこにもデザインされていません
シャンデリアも自由すぎる
カサバトリョの大広間
カサバトリョの大広間
カサバトリョの大広間からはグラシア通りがとても鮮やかに見えます
カサバトリョの階段
カサ・バトリョの階段手すり
木製の曲線美がずぅーっと上まで続きます
壁には亀の甲羅のような模様が描かれていて
中庭の吹き抜け壁も雰囲気バツグン
ヒトデを思わせるようなデザインタイルで装飾されています
カサバトリョの屋上バルコニー
屋上バルコニーに出るところに2本の飾り柱
ちょっと邪魔だと思ったのは私だけでしょうか…
色合いはカワイイですけど
ナゼこんな柱が必要なのかと…
屋上バルコニーはとても日当たりがよく
キノコみたいな煙突が
カラータイルで装飾されてデザインチックに
遊びゴコロがありすぎる
110年も前によくこんなデザインをしたなーと思います
造る職人さんもナイスすぎる…
クジラの骨からイメージした内装の廊下もあり
カサバトリョとカサミラどっち?感想まとめ
ガウディの曲線美は本当に自由で、デザインのインスピレーションを「自然の造形物」をヒントに得ていたようです。
こちらのカサバトリョは地中海のイメージとのことですから、貝がらやヒトデ、亀の甲羅や波の造形や水の波紋などから美しさを見出してデザインしたのでしょう。
カサバトリョだけで2時間はゆうに観光できましたから、見る価値大いにアリだと思いました。
ちなみに、カサバトリョとカサミラだと、ガウディ建築のデザインを細部まで堪能できるのはカサバトリョのほうだと思います。
ですから、カサバトリョのほうが見応えは多いにありましたので、観光する順序的にはカサミラを見てからカサバトリョを見るほうがより充実感アリですね。
ガウディにカサバトリョのリフォームを依頼したのは、大繊維業者のジュゼップ・バッリョ・イ・カザノバスという方ですが、当時だと今より莫大な費用がかかっただろうと思います。
ですが、そのおかげで文化財として後世に残り、今もなおバルセロナに世界中から人を呼び寄せるわけですから、単なるお金持ちの道楽とは違うお金の使い方ですね、見習いたいものです。
夫婦たび管理人
カサバトリョ観光を終えてから、私達夫婦はフラメンコショーを見にバルセロナのタブラオに行ってみました。