2018年3月に、前々から夫婦で気になっていたニセコ昆布温泉鶴雅別荘「杢の抄(もくのしょう)」を夫婦たびしてみました。
鶴雅(つるが)といえば、「あかん遊久の里 鶴雅」や「あかん鶴雅別荘 鄙の座」で知られる、「高級温泉」を運営するリゾートグループ。
北海道って、本州と比べると本格的な高級温泉旅館やホテルが少ないといわれるなか、鶴雅グループは別格といわれるほど高級感のある温泉宿を道内で12ヶ所運営しています。
ですが、私達夫婦は一度も鶴雅グループの温泉宿を訪問したことがなかったので、今回はニセコにある「杢の抄 温泉露天風呂付スイート」に夫婦たびしてみました。
ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄とは?
ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄(もくのしょう)
〒048-1511 北海道北海道虻田郡ニセコ町ニセコ393
0136-59-2323
チェックイン15時00分 チェックアウト11時00分
<キャンセル規定>
・宿泊14日前:宿泊代金の10%
・宿泊7日前:宿泊代金の30%
・宿泊前日 :宿泊代金の50%
・宿泊当日 :宿泊代金の100%
ニセコ昆布温泉鶴雅別荘杢の抄は、札幌からだと車で約2時間半ほどかかるニセコ町にあります。
最近のニセコ町といえば海外スキー客の増加でかなり国際化していますが、ニセコ昆布温泉鶴雅別荘杢の抄はニセコ中心街からは約15分ほど山里に入った奥ニセコ昆布温泉の一角。
ニセコの山の景色を見ながら国道66号線を進むと、ニセコ昆布温泉鶴雅別荘杢の抄の入り口が現れ、そこから中に入るとそこは別世界のよう。
静寂の中から突然見えるもみじ滝と、その下を流れるニセコアンベツ川(アイヌ語「崖の下を流れる川」の意)、そして山あいの景色を楽しめるロケーションです。
ニセコ 昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄|車で行ってみた
ニセコ 昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄
国道66号線を走っているとこのような入り口が見えてきます
ニセコアンベツ川を渡る橋越しに杢の抄の建物が見えます
4階建てのこじんまりとした感じの温泉宿みたい
アイヌのデザイン柄が印象的な入り口
車で横付けすると係の方がお出迎えで車を駐車場まで運んでくれます
ニセコ昆布温泉鶴雅別荘杢の抄|チェックイン
ニセコ昆布温泉鶴雅別荘杢の抄のロビー
和テイストですね
フロントはココですがゲストはすぐに1Fラウンジに通されます
館内の音楽はジャズ、高級スピーカーでおなじみのJBLスピーカー「パラゴン」がラウンジの音楽を奏でています
ラウンジ入り口にある展示物
カフェ&バー アペも隣接
ちなみに「アペソ」とはアイヌ語で「火」の意味だそう
高級ワインなどもありそうで美しくディスプレイされています
ニセコ昆布温泉鶴雅別荘杢の抄ラウンジ アペソでチェックイン手続き
ちなみに「アペソ」とはアイヌ語で「囲炉裏」の意味だそう
木のデザインが素晴らしいです
夜な夜なこの暖炉にゲストが集まって談笑しマシュマロを焼いて食べるようです
素敵な空間でなんだかとっても心が落ち着きます
キャンドルを思わせる照明もイイ
日本建築っぽいデザインに癒やされます
ウェルカムドリンクとお菓子
ここでチェックインを済ませ『杢の抄 温泉露天風呂付スイート』のお部屋に向かいます
夫婦たび管理人
ニセコ昆布温泉鶴雅別荘 杢の抄 3Fへ
ニセコ昆布温泉鶴雅別荘 杢の抄3Fに案内されまして
エレベーターホールの雰囲気も良く落ち着いた佇まいです
『温泉宿の廊下がフローリングって珍しいかな?』って思っちゃったりして
3F岩高蘭へ
ちなみに岩高蘭とは「がんこうらん」と読み、北海道と本州の高山帯に自生するガンコウラン科の常緑低木だそう
【引用】weblio辞書 岩高蘭
杢の抄 3F温泉露天風呂付スイート岩高蘭に入ってみた
杢の抄3F温泉露天風呂付スイート301岩高蘭のお部屋
3Fにはお部屋が8室あるようです
お部屋のカギはレトロ感満載で紐つきのヤツ
廊下から客室までバリアフリーになっています
お部屋に入ってまず目に飛び込んでくるのはミニキッチンのようなテーブル越しのベッド
更に進むとこんな感じでツインベッドに並んでリビングスペース畳になっています
テレビは壁掛け式
チラッと見える客室露天風呂がイイ感じ
クローゼットもしっかりあるので長期滞在もできます
お部屋置きのマッサージチェア
これは常に使ってしまうでしょう
ウチの奥さまが…
3F岩高蘭|お部屋設備
入り口入ってスグの右側にお茶道具が配備されています
水が出るミニボウルに近いので使いやすそう
グラスやカップも充実しています
お部屋の冷蔵庫
無料サービスのお水は4本ありました
リクエストすればもっとくれるそうです
クローゼットの中に室内着
電話でリクエストすれば浴衣もあるようです
海外ホテルと同じセーフティーBOXもあります
引き出しも多いです
ロングコートなどもバッチリ
枕元にはお肌に潤いを与えるマシンや
空気清浄機加湿器もあります
客室入り口にあるトイレもGOOD
これ高級なヤツやん
3F岩高蘭|アメニティグッズ
3F岩高蘭のアメニティグッズは客室露天風呂に続く洗面スペースにあります
だいたい必要なものは揃っています
ちょいと高級そうなソープ類
その他にもお店のようなディスプレイでソープ類が置いてあります
マイナスイオンドライヤーもあり
洗面スペースからシャワーブースを通って客室の温泉露天風呂ドアがあります
客室温泉露天風呂もロケーション抜群!
タオルもたくさんあるので何回も入ってしまうでしょう</p>
雪景色を眺めながらの温泉露天風呂
イイですねー
お風呂上がり用のガウン
そしてふっかふかの真っ白いタオル
『極上タオル』というネーミングで既にヤラれてしまいました
3F温泉露天風呂付スイート岩高蘭|室内着とパジャマ
室内着はお食事処や大浴場など全館行ってイイそうです
そういえば館内スリッパは無くタビのようなソックスで歩く的な
室内着とは別のパジャマ
フロントに言えば浴衣も貸してくれますがパジャマで充分なのでリクエストはせず
3F岩高蘭|お部屋にあったパンフレット
お部屋にあったパンフレット類
ドライヤー類の他に枕の貸出サービスもあります
アウトドアグッズの貸出しや日本情緒漂う色浴衣なんかも借りれます
DVDプレーヤーやゲームなんかもあり
エステサービスも凄そうです
でもなかなかパンチの効いた価格
やっぱ価格面からいってもエステはバリ島が一番だと思います
バリ島スパ|カップルおすすめ!ベルエアースパ4hが一番良かった理由
3F岩高蘭|お部屋のしおり
応対はフロントではなくコンシェルジュなんですね
ごていねいにありがとうございます
ニセコ昆布温泉鶴雅別荘 杢の抄 全館見取り図
ロビーラウンジの解説
ニセコ昆布温泉鶴雅別荘 杢の抄のお食事処はここ
大浴場もありますが写真撮影は禁止でした
客室温泉露天風呂
聞いてみると掛け流しではなく循環式で残念…
温泉成分表
茶褐色でトロッとした肌触りのお湯
お肌がすべすべになりそうな感じがします
葉巻を楽しむルームもあります
ルームサービスメニュー
無料のシャトルバス情報
札幌からの無料送迎もあります
チェックアウトは11時です
ニセコ昆布温泉鶴雅別荘 杢の抄3F温泉露天風呂付スイート岩高蘭は、期待以上に良いお部屋の造りでした。
デザインも新しくって、とても使い勝手のよいお部屋になっています。
これだけの充実した装備であれば、多少高いお金を払っても充分価値はあるなーと感じましたし、なによりお部屋でゆーっくりくつろげたのが最高でした。
ウチの奥さま
夫婦たび管理人
あとは食事が美味しければ言うことなしです、ニセコ昆布温泉鶴雅別荘 杢の抄。
ニセコ昆布温泉鶴雅別荘杢の抄|夕食処 料理屋 松籟(しょうらい)
2018年3月の夫婦たびで訪れたニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄の夕食は、「料理屋 松籟(しょうらい)」というお食事処の個室でいただきました。
杢の抄の夕食は、旬菜の季節感と、目で楽しむ器と盛り付けを食べるペースに合わせて出してくれるという特選和食膳。
温泉宿に一番期待するのは夕食ですからね、どんなお料理を楽しめるのかとワクワクしながら個室に向かいました。
杢の抄夕食処の料理屋松籟は1Fロビーの奥
畳敷きの廊下が「和」デザインを感じます
11室あるという個室のうち『新樹』というお部屋に通され
特選和食膳ということでニセコの地酒冷酒でスタート
錫製の器も雰囲気良しです
杢の抄の夕食|特選和食膳メニュー
ニセコ昆布温泉鶴雅別荘杢の抄
特選和食膳お献立
2月15日に切り替わったようですね
まずはヒラメ昆布〆めとニセコの新鮮お野菜パプリカ酢漬け
色鮮やかなニセコ産野菜を目で楽しみ、お口で味わい
芽キャベツ、カボチャ、こごみ…
どんどんニセコ野菜押してきますね
百合根をすりおろした温かくて優しい甘みのお汁です
北海道の海の幸登場
ボタンエビ、バフンウニ、黒そい、本まぐろ
こりゃもうたまらんということで日本酒利き酒大吟醸セットをオーダー
【焼き物】根室産本メヌキ
身にメッチャ油が乗ってて美味
さり気なく木の芽の天麩羅つき
【煮物】野菜の炊き合わせ
白いのはホタテ
器も凝ってますね
【強肴(しいざかな)】ニセコ産合鴨ロースト
とても柔らかいお肉で臭みもなく美味!
ジャガイモの甘いソースでいただきます
【〆のご飯】
タラバガニの身と外子(タラバガニの卵)の炊き込みご飯
赤だしとお漬物でいただきます
【デザート】水菓子
いちごのムースグラッセ
杢の抄 夕食処 料理屋松籟(しょうらい)の感想まとめ
PM6時からのお食事スタートで、夫婦たびでは優に2時間をかけてニセコ昆布温泉鶴雅別荘杢の抄 夕食処 料理屋 松籟(しょうらい)のお味を、美味しい日本酒とともに楽しませていただきました。
ニセコ昆布温泉鶴雅別荘杢の抄のお料理は、どのお料理も本格和食懐石で、ニセコをはじめとする新鮮な旬の北海道素材を見事に活かした美味しいお皿ばかり。
特に椀物の「ニセコ産百合根のすり流し」は、その優しい甘みに癒やされました。
写真にまとめると物足りない感じに見えるかもしれませんが、全然そんなことはなくってボリュームもシッカリあります。
それでいて、炭水化物系は最後のご飯だけで、あとはお野菜と肉魚ですから、日本の和食懐石って本当にヘルシーですよね。
最近の温泉宿の食事は、お部屋食ではなくお食事処でいただくのが多くなってきていますが、このような個室なら落ち着いて夫婦だけで楽しめてイイです。
お部屋食も楽でイイんですが、お宿によっては食事は美味しいのにちょっと残念な場合もあったりしますから…
杢の抄ウラ話...
ニセコ昆布温泉鶴雅別荘杢の抄で、夕食を担当してくれたお料理係のお姉さんに聞いたところによると、
- アジア系外人さん(シンガポールや香港、台湾など)の宿泊者が7割くらいのイメージ
- 外人さんは1週間以上の長期滞在がほとんど
- 長期滞在のお客様のお料理は、毎日すべてメニューを変えている
という貴重な情報をいただきました。
確かに夕食後の腹ごなしに、杢の抄の売店やラウンジにお散歩がてら行ってみましたが、日本語以外の言葉が飛び交っていました。
といっても全く騒々しいことはなく、皆さんマナーを守って小声で会話していますから、アジア系外人さんでもお金持ちはマナーが良くってイイですよね。
夫婦たび管理人
ニセコ温泉杢の抄|夜のラウンジへ
ニセコ温泉杢の抄、夜のラウンジでは闇に包まれたニセコの大自然の中で焚き火をするかのような雰囲気を楽しめます。
夕食後には必ずチョイ寄りしたくなるほど、とっても雰囲気が良いです。
夫婦たび管理人
ニセコ温泉杢の抄ラウンジ
入り口にあるフリードリンク
お水は名水ニセコ甘露水
なんだかオシャンティなお茶もあり
ニセコ温泉杢の抄ラウンジ 夜の風景
ライティングが雰囲気良しです
ラウンジの焚き火
なぜかずぅーっと見ていられます
焚き火にマシュマロをくべ焼きマシュマロを楽しめます
もちろん無料です
ニセコ温泉杢の抄|カフェ&バー アペと夜食3つ
ニセコ温泉杢の抄カフェ&バー アペ
カウンター越しにお酒がたくさん
ニセコ温泉杢の抄カフェ&バー アペのメニュー
カクテルは800円~
バーボンはIWハーパー700円
場所的に近いニッカウイスキーも余市700円~
ビールはスーパードライ550円
ソフトドリンクもありますがけっこうパンチの効いたお値段
カフェ&バー アペ 夜食その1
ニセコ産ジャガイモの自家製ポテトチップス
カフェ&バー アペ 夜食その2
鮭茶漬け
カフェ&バー アペ 夜食その3
ニセコ産新ジャガイモ蒸し
夜食はすべて無料でいただけます
ニセコ温泉杢の抄|売店
杢の抄の売店はラウンジの対面にこのような看板があります
お部屋の洗面にあったソープ類
売店はそれほど大きくはありませんしお土産の種類が豊富でもありませんね
一般的などこでも買える箱物土産や白いブラックサンダーなどはありますが
エゾシカ革細工かと思ったらフィンランドのヘラジカかい
ステキなグラスもありますがお土産の種類は近くの道の駅ニセコビュープラザのほうがありますね
ニセコ温泉杢の抄|館内にある自動販売機
ビールはSAPPOROクラシック310円と良心的です
ニセコ温泉杢の抄は、夕食後もラウンジを中心に豊かな時間を楽しめる場所でした。
窓越しに外のライトアップされた風景を楽しみながらお酒を飲むこともできますし、焚き火をぼんやり見つめながら何も考えずに過ごすこともできます。
お部屋で過ごすのも良いですが、ラウンジでニセコの夜を楽しむのもまた良しです。
夫婦たび管理人
ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄 朝食
杢の抄の朝食は夕食と同じお食事処の料理屋「松籟」個室 新樹にて
朝になると外の景色がわかります
昨日は季節外れの雨でしたが今日はお天気良さそうです
お部屋に入ると朝食セット開始です
杢の抄 朝食、イザ実食!
ニセコ野菜の新鮮サラダはフレッシュ感満載
ドリンクもイイ感じ
しぼりたてオレンジジュース
しぼりたて山葡萄ジュース
そしてニセコに近い赤井川村の山中牛乳
固形燃料で温めるヤツ
湯豆腐のようなんですがアサリ出汁が効いていておいしい
こちらもニセコ野菜の小鉢ですね
油味噌のシソ巻き
タラコは虎杖浜
イクラの醤油漬けもかなりのボリューム
熱々ご飯に乗せたくなります
そこに土鍋で炊き上げた銀シャリ登場
朝からおかわり確実のヤツですね
朝は白味噌のお味噌汁
選べる焼き魚
私は銀だらの西京焼き
ウチの奥さまはシャケを選択
焼き立て熱々で出てきました
>出汁巻き玉子も熱々ホクホク
杢の抄 朝食フルセット完了!
案の定、朝からご飯3杯食べてしまいました…
食後のデザートとコーヒー
ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄 朝食の感想
和朝食、美味しかったです。
杢の抄のコンセプトどおり、目で楽しむお食事を朝からいただくことができました。
ただですね、こういう和朝食もイイんですが、個人的に朝ごはんはバイキング形式のほうが好きなんですー。
あの朝から好きなものばかりでプレートを盛り付ける楽しみっていうんですかね、せわしないガシャガシャした朝食バイキングの感じが朝っぽくて好きだという、根っからの庶民派な案内人です。
ウチの奥さま
ということで、ニセコ昆布温泉鶴雅別荘杢の抄の朝ごはんを楽しんだ後は、やっぱりお部屋の温泉露天風呂にまた入ったですよ。
チェックアウトはAM11時なので、それまでお部屋でのんびりさせていただきました。
ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄 感想まとめ
ニセコ昆布温泉鶴雅別荘杢の抄は、噂に違わぬ素晴らしい温泉宿でした。
北海道の温泉って、一昔前は「食事はすべてバイキング形式」で「1泊2日で1万円以下」といった、お得感を全面に押し出した温泉ホテルが主流だったのです。
ですから、本州のような伝統と格式のある高級温泉宿が全くもって少ない!というのが私達夫婦の一致した意見だったのですが、最近は北海道でも良い温泉宿が登場しだしています。
今回夫婦たびした「ニセコ昆布温泉鶴雅別荘杢の抄」もそうですし、案内人の好きな「ラビスタ大雪山」「ラビスタ阿寒川」なども良いお宿。
【旭川周辺の温泉ホテル ラビスタ大雪山】夕食の狩人焼きと朝食ビュッフェで旬の北海道を味わう
【カムイの湯ラビスタ阿寒川 旅行記】客室露天風呂と食事をコタンの森の川音と楽しむ
ということで「ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄 温泉露天風呂付スイート」を満喫した夫婦たびでした。
夫婦たび案内人
次は憧れの『阿寒湖温泉 鶴賀別荘 鄙の座』に行ってみようと決めたのですが…