久能山東照宮の石段1159段を登りきり、ホテルプリヴェ静岡に戻ってスカイスパで疲れを流した夜。
部屋でビールをたしなんでから向かったのが、静岡駅チカの静岡おでん名店「こばやし」です。
お昼に清水魚市場で中トロ丼を食べていたので、夜は「軽めに飲んで終わろう」というつもりでしたが、静岡最後の夜をきちんとおでんで締めたかった。
※この記事は2025年11月の訪問体験をもとにしています。料金・メニュー等は変更になる場合があります。最新情報はお店へ直接ご確認ください。
静岡おでんとは何か
静岡おでんは、静岡県中部を中心に根付いたご当地おでんです。
普通のおでんと何が違うのか、主な特徴はこちらです。
- だしを毎日継ぎ足す:牛すじ・豚モツからとっただしに濃口しょうゆを加え、毎日継ぎ足しながら煮込む。見た目は黒いが食べると意外とあっさり。
- 具は串刺し:すべての具を串に刺して提供するのが静岡流。
- 青のり・だし粉をかけて食べる:おでんに青のりと削り節の粉(だし粉)をかけて食べる独特のスタイル。
- 黒はんぺんが名物:イワシやサバを骨ごとすり身にした黒い練り物。静岡の生産量の9割が県内で消費されるほどのローカルフード。
戦後まもなく静岡駅周辺の屋台から始まり、横丁や店舗に広がっていった文化で、今も静岡市内の「青葉おでん横丁」「青葉横丁」に赤ちょうちんの名店が並んでいます。
こばやし|予約必須・静岡駅チカの名店
- 住所:静岡県静岡市葵区紺屋町5-1
- 電話:054-252-4932
- 営業時間:17:30〜23:00
- 定休日:日曜日
- アクセス:JR静岡駅から徒歩約5〜10分(紺屋町エリア)
- 平均予算:ディナー 3,000〜4,000円/人

紺ののれんが目印の、静岡おでんの名店。
カウンター席を中心に、テーブル席・奥に座敷もある小さなお店です。
メニューに価格の記載がないスタイルですが、実際に食べてみると驚くほどリーズナブルです。
私たちが訪れたときも、店内は予約客でほぼ満席でした。
食事中も、ひっきりなしに飛び込みのお客さんが訪れては、すべて断られていました。
夫婦たび管理人
その理由は、食べてみてわかりました。
こだわりのだしで丁寧に煮込まれたおでん、その場で焼く串焼き、揚げたてのフライ、そしてリーズナブルな価格。
地元の人が繰り返し通うのに十分な理由があります。
静岡のローカルグルメシーンでは、出張で来るたびに予約を試みてやっと入れた、という体験談が口コミに多数寄せられるほどの店です。
注文したもの全部レポート

目の前で煮込まれているのが気分を上げる。
まずはサッポロ瓶ビールで乾杯。
テーブルにはだし粉入れ。
カウンター席に座ると、目の前におでん鍋が見えます。
真っ黒に煮込まれた具材がぐつぐつしている光景だけで、日本酒やビールが進みそうな雰囲気です。
まずはサッポロ瓶ビールで乾杯。
テーブルには青のりとだし粉の入れ物が置かれています。

おでん・焼物・フライ・一品と豊富。
価格の記載はないがどれもリーズナブル。
メニューは手書きで、おでん・焼物・フライ・一品と豊富なラインナップ。
価格の記載はありませんが、他の口コミを見ても2名で6,000〜7,000円前後が相場のようです。

継ぎ足しだしがしっかり染みて見た目より味はあっさり。
継ぎ足しのだしで煮込まれた大根は、箸で掴めないほど柔らかく、だしがしっかり染みています。
見た目は黒々としていますが、食べてみるとだしの旨みが広がる上品な味わいで、くどくありません。

渦巻き状に串に刺された独特のビジュアル。
しっかりだしを吸っていてプルプルの食感。
糸こんにゃくは渦巻き状に串に刺されたビジュアルが独特で、だしをよく吸ったプルプルの食感が楽しめます。
人気メニューらしく、次々とオーダーが入っていて、その都度大将が追加で作られていました。
夫婦たび管理人

※串を抜いた状態です
タレがとろっと絡んだつくねと外は焦げ目がつき中は甘い焼きネギ。
つくねはタレがとろっと絡んで、外はしっかり焼き色がついています。
焼きネギは外側に焦げ目がついて、中はとろっと甘く、お酒が進む味わいです。

肉厚で香り高くシンプルだが旨みが際立つ。
しいたけ焼きは肉厚で、じっくり焼かれた香りが食欲をそそります。
シンプルなのに旨みが際立つ一品です。

ネギ・大根おろし添え。
イワシ・サバを骨ごとすり身にした静岡名物。
独特の歯ごたえとコク。
静岡おでんの象徴・黒はんぺんをフライにした一品です。
イワシやサバを骨ごとすり身にして作る黒はんぺんは、白いはんぺんとはまったくの別物で、魚の旨みが凝縮した独特の歯ごたえが魅力です。
フライにすると外はサクサク、中はしっとりで、ネギと大根おろしが添えられてさっぱりと食べられます。
ウチの奥さま

サクッと揚がった衣に、ふっくらしたアジ。
マヨネーズ添えで食べるスタイル。
アジフライはサクッと揚がった衣の中にふっくらとしたアジが詰まっています。
マヨネーズで食べるシンプルなスタイルですが、揚げたてのクオリティはしっかりしています。
お会計・コスパまとめ
お会計は2名で7,000円以下でお釣りがきました。
おでん数品・焼物3品・フライ2品・瓶ビール数本を飲み食いしてこの価格は、静岡おでんの「リーズナブルさ」を体で実感しました。
夫婦たび管理人
ウチの奥さま
こばやしのまとめ|こんな人におすすめ
こんな人におすすめです。
- 静岡おでんを本格的な名店で体験したい人
- 黒はんぺんを初めて食べてみたい人
- コスパよく飲み食いしたいカップル・夫婦
- 静岡駅近くで地元の雰囲気を味わいたい人
なお、こんな人には注意が必要です。
- 予約必須:飛び込みはほぼ断られます。静岡訪問が決まったら早めに電話予約を
- 日曜定休なので週末の訪問は月〜土を狙って
- メニューに価格記載なし(でも実際はリーズナブルなので安心を)
静岡での夕食の選択肢に迷ったら、こばやしは間違いない一軒です。
予約さえ取れれば、静岡おでんの本質を体験できる夜になるはずです。
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