【定山渓温泉 ぬくもりの宿ふる川 宿泊記】露天風呂付き67㎡の和洋室と特選会席「天のはら」を夫婦たびで正直レポート

2020年10月26日、北海道札幌市南区にある『定山渓温泉ぬくもりの宿ふる川』に夫婦で1泊してきました。

コロナ緊急事態宣言明け直後ということもあり、紅葉シーズンにもかかわらずすんなり予約に成功。

さらにコロナ復興策の『どうみん割』を活用して、かなりお得に泊まることができました。

楽天トラベルでは1,229件の口コミに対して総合評価4.58という高評価を誇る定山渓を代表する名宿。

夫婦たびで実際に泊まってみた正直な感想をお届けします。

会社の先輩が毎年行って『ご飯が美味しい』って言ってた宿。実際に泊まってみたら夕食も朝食ビュッフェも期待以上でした!

ウチの奥さま

夫婦たび管理人

同じふる川ブランドの『海の別邸ふる川』が気に入っていたので、定山渓ふる川にも期待していましたが、その期待に十分応えてくれました

定山渓温泉ぬくもりの宿ふる川を選んだ理由

定山渓温泉は、札幌在住の私達夫婦にとってあまりにも身近すぎる温泉地です。

道南旅行の通過地点というイメージが強く、「わざわざ泊まりに行く」という発想がなかなか出てこない場所でした。

ところがコロナ禍で県外移動が難しい状況となり、「近場で贅沢する」という発想に切り替えることに。

条件は「札幌から車で1時間以内・客室露天風呂付き・夕食が個室か部屋食で美味しい宿」。

そこで奥様が「定山渓って夫婦で一度も泊まったことないよね」と一言。

さらに、2019年3月に夫婦たびで虎杖浜の『心のリゾート海の別邸ふる川』に宿泊して大変気に入っていたこともあり、同じふる川ブランドの定山渓版を試してみようという流れになりました。

どうみん割の補助(1人11,900円)を活用して、実質1人22,100円で宿泊できるプランに申し込みました。

定山渓温泉とは|1866年開湯の歴史ある「札幌の奥座敷」

定山渓温泉街のゆるキャラ かっぽん
定山渓温泉街のゆるキャラ『かっぽん』
地元に語り継がれるカッパ伝説がモチーフになっています

定山渓温泉は北海道を代表する温泉地の一つで、住所は「札幌市南区定山渓温泉」と札幌市内にあります。

開湯の歴史は1866年(慶応2年)にさかのぼります。

修験僧・美泉定山(みいずみじょうざん)がこの地に湯治場を築いたことが始まりとされており、温泉名もこの人物に由来しています。

泉質はナトリウム塩化物泉で、体の芯からポカポカになる「温まりの湯」として知られています。

源泉は56ヵ所あり、60〜80℃の湯が毎分8,600ℓも湧き出す豊富な湯量が自慢です。

効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え性・疲労回復・慢性皮膚病などで、肌をやわらかくする美肌効果も期待されています。

また、定山渓にはカッパ伝説が古くから語り継がれており、それがゆるキャラ「かっぽん」のモチーフになっています。

豊平川で釣りをしていた美少年が女河童に気に入られて川底に消え、1年後に夢の中で「幸せに暮らしている」と伝えたというのが伝説の概要です。

それ以来、その淵を「かっぱ淵」と呼ぶようになったとされています。

定山渓温泉ふる川のアクセス|車でも公共交通でも便利

札幌駅から定山渓ふる川までのGoogleマップ
札幌駅から定山渓温泉ぬくもりの宿ふる川まで車で約50分
支笏湖温泉よりも札幌に近く、最も身近な有名温泉地です

札幌から車で約50分と、北海道の温泉地の中でも群を抜いてアクセスが良い場所です。

公共交通機関を利用する場合は、じょうてつバス「かっぱライナー号」(大通西1丁目テレビ塔北向かい発・予約制)が片道大人960円で利用できます。

ふる川からの無料送迎バスも毎日1便(大通西1丁目テレビ塔北向かい発・事前予約制)があります。

車の場合は駐車場が50台分あり、1泊無料で利用できます。

夫婦たび管理人

チェックイン前に定山渓近くの豊平峡ダムで紅葉を楽しめるのも、車でのアクセスが良いメリットです

チェックイン前に豊平峡ダムで紅葉を楽しむ

豊平峡ダム 1972年完成のアーチ式コンクリートダム
1972年完成・高さ102.5mのアーチ式コンクリートダム
支笏洞爺国立公園内にあり、札幌市内の紅葉名所として人気です
豊平峡ダム 観光放流
6月1日〜10月31日の9時〜16時は迫力ある観光放流が見られます
切り立った自然の岩盤斜面とダムのコントラストが圧巻

定山渓温泉街からは車で15分ほどの距離にある豊平峡ダム。

ダム入口からダムまでの約2kmは環境保護のため車・バイク・自転車の乗り入れが通年禁止となっており、徒歩か電気バスでしか入れません。

この日は10月26日と紅葉のピークをやや過ぎた時期でしたが、それでも充分に紅葉を楽しめました。

紅葉の最盛期は例年10月中旬頃なので、タイミングを合わせて訪れるのがおすすめです。

定山渓ふる川にチェックイン|ロビーから漂う田舎情緒

定山渓ふる川 入り口
民芸づくりチックな雰囲気の良い入り口
北海道では珍しい民芸調の宿として長年愛されています
ロビーの甘酒サービスコーナー
ロビーの一角では特製あま酒が無料で楽しめます
チェックイン前後にほっこりできる嬉しいサービス
ロビー横の喫茶室 無料りんご酒と玉葱スープ
ロビー横の喫茶室ではふる川特製りんご酒やオリジナルたまねぎスープが無料
チェックイン後のひと息にぴったりです
ふる川の看板うさぎ ぬくちゃん
ふる川の看板うさぎ『ぬくちゃん』
ロビーで出迎えてくれる白うさぎが癒やしの存在です

【チェックイン情報】チェックイン PM3:00 / チェックアウト AM11:00

駐車場あり(50台・無料)・全室禁煙・クレジットカード各種対応

客室温泉付き和洋室302号室67㎡|ゆったり広々した空間

客室温泉付き和洋室302号室 福寿草の間 67平米
本日宿泊するのは302号室「福寿草の間」
ふるさと館にある67平米のかなり広めの和洋室です
ベッド 幅120cm×長さ200cm
入ってすぐにどど~んとベッドが2台
幅120cm×長さ200cmとゆったりサイズで寝心地も良好です
リビングルーム 琉球畳敷き
ベッドの足元側には琉球畳敷きのリビングルーム
テレビを見ながらお茶できる和の空間が心地よいです

ベッドの奥にはマッサージチェアとベランダ風のテーブルセットも完備。

なお、302号室は愛犬と同伴宿泊可能なペット同伴OKのお部屋でしたが、ペット臭などは一切なく快適に過ごせました。

【客室アメニティ・備品一覧】作務衣・羽織・スリッパ・靴下(足袋)・バスタオル・フェイスタオル・バスローブ・歯ブラシ・綿棒・くし・男性用アメニティ(カミソリ・ヘアトニックなど)・女性用アメニティ(フェイスパック・化粧水・乳液・洗顔など)・マッサージチェア・テレビ2台・無料Wi-Fi・冷蔵庫(ミネラルウォーター入り)・ドリップポッド(コーヒー・紅茶)・お茶セット・ドライヤー・空気清浄機・CDプレーヤーなど

客室露天風呂の正直レポート|景色は残念だがお湯はナイス

客室露天風呂入り口 バスローブとバスタオル
客室露天風呂入り口には高級感のある厚手バスローブとバスタオルが置いてあります
リビングルーム横の洗面コーナーを通って露天へ
302号室の客室露天風呂
源泉かけ流し(循環ろ過併用)の客室露天風呂
ただし窓からの景色は屋根ばかりで自然の風景はほとんど楽しめないのが残念

お湯は源泉かけ流しで、循環ろ過を併用しながら清潔な状態を保つタイプです。

お湯質はとても心地よく、定山渓温泉らしいナトリウム塩化物泉でポカポカがしっかり続きます。

夫婦たび管理人

外の景色はほぼ見えませんが、プライベートな空間でいつでも入れる客室露天風呂の便利さはやはり最高。何度も入りたくなります

景色は残念だけど、お湯の質は良かった。化粧なしでいつでもサッと入れるのが客室露天風呂の一番の魅力よね

ウチの奥さま

3つの大浴場|名湯「ゆ瞑み」は開祖の湯を再現した源泉100%

定山渓ふる川 館内案内図
ふる川の館内は「ふるさと館・ぬくもり館」「湯ともり館・大浴場」「定山の森・ナイトラウンジ」の3棟構成
大浴場が3つあるのも嬉しいポイントです
奥の湯 ゆ瞑み 入り口
奥の湯「ゆ瞑み」は開祖・美泉定山が湯守をした壱の湯を再現
百年前の古木・石・裸電球・古い梁組みで雰囲気満点の水一滴も加えない定山渓源泉100%の天然温泉です

ふる川には趣の異なる3つの大浴場があります。

1つ目は1階にある「月地の湯」で、本格サウナと露天風呂を兼ね備えた定番の大浴場です。

2つ目は2階の「花天の湯」で、スチームサウナと高濃度温泉水素風呂が特徴的な浴場です。

そして最も印象に残ったのが地下にある奥の湯「ゆ瞑み」です。

定山渓温泉の開祖・美泉定山が湯守をしたとされる「壱の湯」を再現したもので、水一滴も加えない定山渓源泉100%の天然温泉。

百年前の古木・石・裸電球・古い梁組みを使った空間は非日常感があり、ゆっくり瞑想浴ができるコンセプトが独特です。

温度が下がると湯船の底から源泉が湧き出す仕組みも面白く、一度は体験する価値があります。

夫婦たび管理人

「ゆ瞑み」は客室露天風呂では味わえない、歴史と雰囲気を感じる独特の温泉体験ができます。ふる川に泊まったなら必ず一度は入ってみてください

夕食ドリンクメニュー|日本酒推しが強い!北海道産利き酒セットが秀逸

夕食はお食事処「仙食庵(せんじきあん)」の掘りごたつ和室個室にて。

ドリンクメニュー1ページ目 旭神威大吟醸から日本酒推し
ドリンクメニューの1ページ目からいきなり旭神威(アサヒカムイ)大吟醸をイチ推し
北海道産日本酒への強いこだわりを感じます
北海道産日本酒4酒飲み比べセット 1,300円
私達夫婦がオーダーした北海道産日本酒4酒飲み比べセット1,300円
旭神威大吟醸・雪ふるる純米吟醸・福司純米・絹雪純米吟醸の4種で和食との相性抜群

ドリンクメニューは日本酒推しが非常に強く、獺祭純米大吟醸(1合1,300円)や北海道産利き酒セット(1,300円)など充実のラインナップです。

ワインはグラス500円から、北海道仁木町NIKI Hills Wineryの受賞ワインや、フランス・イタリア産フルボトルも3,100円からと比較的リーズナブルです。

特選会席「天のはら」実食レポート|北海道食材の旬を全力で表現

特選会席 天のはら 本日のメニュー
本日いただく特選会席「天のはら」のメニュー
「天高し実り豊かな北の大地を味わう…」というコンセプトに食欲が高まります
食前酒と先付け
食前酒は果実酒
先付は焼き茄子・旨み海老ジュレ掛け・マダガスカルわさび・胡麻ソース・針柚子と繊細な一皿
お椀 合鴨の白菜スープ仕立て
お椀は合鴨の白菜スープ仕立て
あっさりした白菜スープに合鴨の脂の旨みがとろけ出し、黒胡椒とピンクペッパーが引き締まったお味
造里 中トロ・シマアジ・松川カレイ・つぶ貝・牡丹海老など
お造りは中トロ・シマアジ・松川カレイ・つぶ貝・牡丹海老など豪華ラインナップ
ボタンエビの頭ミソの甘さが北海道ならではの豪快さです
焼物 富良野牛の石焼き
焼物は富良野牛の石焼き
霜降りの富良野牛を熱々の石で焼いて天然塩か特製タレでいただきます
メインのお鍋 あさりとキンキのみぞれ鍋
メインのお鍋はあさりとキンキのみぞれ鍋
キンキの脂の旨みを大根おろしがサッパリとまとめてくれる絶妙なバランス
お鍋と刻み生姜ご飯
お鍋は刻み生姜ご飯とともにいただきます
〆のご飯との相性も抜群でした
デザート 洋梨のゼリー寄せ カスタードクリーム ミント
デザートは洋梨のゼリー寄せ カスタードクリーム ミント
お口サッパリで気持ちよくフィニッシュ

お外で食べるご飯は特に美味しく感じる!どのお料理も素材の旨みが活きていて大満足でした

ウチの奥さま

夫婦たび管理人

富良野牛の石焼きの量がもう少し多ければ完璧でした。それほど美味しかったということですが

ナイトラウンジ|足湯・ホットワイン・ふかし芋で締める夜

別館 定山の森・ナイトラウンジ入り口
モダンな山小屋チックな造りのナイトラウンジ
灯りの演出が美しく夕食後のひと時にぴったりです
外の足湯でホットワインを楽しむ
無料貸出の丹前(防寒着)を羽織って外の足湯へ
特製ホットワインとソフトドリンクが飲み放題で、小さな紅葉も楽しめます
無料サービスのふかし芋と番茶
小腹がすいたときは無料サービスのふかし芋と番茶でほっこり
このシンプルな美味しさが夜に染みます

ナイトラウンジ内には定山渓の歴史展示コーナーもあり、温泉地の成り立ちを知るきっかけにもなります。

ホットワイン飲み放題・足湯・ふかし芋すべて無料というのは、宿としての心遣いを感じるサービスです。

朝食は田舎風和朝食ビュッフェ|種類の豊富さに朝から圧倒される

朝食 田舎風和食バイキング会場
朝食は夕食と同じ仙食庵で田舎風和食バイキング
並んだ料理の種類の多さに朝から圧倒されます
皮むちむち水ぎょうざ鍋・鶏肉とキノコのうどん・えびつみれ汁
皮むちむち水ぎょうざ鍋・鶏肉とキノコのうどん・えびつみれ汁など温かいメニューも充実
朝から体の芯から温まります
れんこんキンピラ・筑前煮・フキこんにゃく・大根松前漬けなど
れんこんキンピラ・筑前煮・フキこんにゃく・ナスと豚角煮・大根松前漬けなど田舎の惣菜がずらり
ご飯が進むおかずばかりです
サーモンとイカのお刺身も登場
朝食にサーモンとイカのお刺身まで登場
ななつぼしのお粥・チラシ寿司・焼売のせいろ蒸しもあって選ぶのに困るほどの充実ぶりです

ふる川特製よもぎ入り豆乳豆腐・野菜天ぷら・銀鮭南蛮漬け・生海苔入り玉子焼き・焼き鮭・かぼちゃコロッケ・大学いもなど、品数はゆうに20品を超えます。

前日に飲みすぎていてもしっかり食べられるくらい食欲が出る朝食のクオリティ。種類が多くて何度もおかわりしたくなります

ウチの奥さま

定山渓ぬくもりの宿ふる川 宿泊まとめ

今回宿泊したプランは夕食特選会席コース付き客室露天風呂付き和洋室で、大人2名で税込54,286円。

どうみん割(1人11,900円)を活用して実質1人22,100円で宿泊できました。

楽天トラベルでは1,229件の口コミに対して総合評価4.58という高評価を誇り、特に夕食・朝食・スタッフの接客評価が高い傾向があります。

【特に良かった点】夕食の特選会席「天のはら」は北海道食材の旨みをしっかり引き出した会席料理で大満足。

朝食ビュッフェの種類の豊富さも道内の温泉宿の中でトップクラスです。

源泉100%の「ゆ瞑み」は唯一無二の温泉体験で、ナイトラウンジの足湯・ホットワイン・ふかし芋といった無料サービスも心遣いを感じます。

【正直なところ】客室露天風呂は景色がほぼ楽しめないのが惜しい点。

また、「自宅から近すぎてありがたみを感じにくい」というのが札幌市民としての正直な感覚でした。

ただ、それは地元民ならではの贅沢な悩みであって、道外からのお客様や、普段なかなか外食できない方にとっては「ここまで食事が充実した温泉宿が札幌から1時間以内にある」という事実は、純粋に素晴らしいことだと思います。

夕食の質と朝食ビュッフェの充実ぶりは本当に良かった。また来たいと思える数少ない道内温泉宿のひとつです

ウチの奥さま

夫婦たび管理人

チェックイン前の豊平峡ダム紅葉観光とセットで楽しむのがおすすめ。北海道の秋を満喫したい夫婦たびにぴったりの宿です

夫婦たびの北海道おすすめ宿泊まとめ|実際に泊まった13選

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